サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、父親であるサルマン・ビン・アブドゥルアズィズ国王の健康上の懸念のため、今週予定していた4日間の日本訪問をキャンセルしたと政府報道官が日曜夕方、日本人の林芳正氏が語った。

月曜日から予定されていたこの訪問は、皇太子のアジアの国への訪問は2019年以来となるはずだった。ムハンマド皇太子は日本の岸田文雄首相や天皇陛下のほか、日本の数カ国の代表らと会談する予定だった。 日本のメディアが報じたところによると、液体水素のサプライチェーンを強化するための協定に署名したという。

サウジ通信社は日曜日、皇太子の88歳の父親が肺炎症を患っており、ジッダのアル・サラーム宮殿で抗生物質の投与を受ける予定だと報じた。 サウジ国営メディアによると、サルマン国王は先月、「定期検査」のためジッダのファイサル王専門病院に入院した。

2015年のアブドラ国王の死去を受け、サルマン国王は2015年からサウジアラビアを統治している。2年後、国王はムハンマド・ビン・ナーエフ氏を皇太子から解任し、息子を後継者に据えた。

38歳の皇太子は事実上の国王とみなされ、王国の日常業務のほとんどを管理しており、王位継承順位は次位である。 ムハンマド皇太子も2022年末に来日予定だったが、直前に中止となった。

「ムハンマド皇太子の訪日は両国間で再調整されることになる」と林氏は日曜夜記者団に語った。 サウジ情報筋はAFPに対し、事実上の指導者の不在にも関わらず、サウジ代表団が会談のため日本を訪れる予定だと語った。

月曜日、両国の外相は15分間電話で会談した。 日本の外務省の声明によると、上川陽子外務大臣は国王の早期回復を心から願うとともに、世界が特にガザとウクライナで複数の危機に直面している中、リヤドと緊密に協力したいと述べた。 同省によると、両大臣はできるだけ早く訪問を再調整したいとの意向を表明した。

近年、日本とサウジアラビアは関係を深めている。 日本は世界第4位の経済大国であり、サウジアラビアがエンターテイメントを含む他の分野への大規模な投資を通じて石油依存からサウジ経済を多角化するという皇太子の計画であるビジョン2030を実現する上で、日本の援助は極めて重要だった。旅行と観光。 再生可能エネルギー。 エネルギー。

一方、リヤドは東京にとって年間約343億ドルの最大の原油供給国であり、石油化学製品の主要供給国でもある。

国際通貨基金のデータによると、サウジアラビアは2023年に日本にとって8番目に大きな貿易相手国となり、二国間貿易は420億ドルに達した。

一方、日曜、ムハンマド皇太子は東部ダルラン市でジェイク・サリバン米国家安全保障問題担当補佐官と会談し、ガザ戦争の解決策を見出すことについて話し合った、とSPAが報じた。