日本:円安にも関わらず、日銀は4月の公定金利を維持
日銀は先月、主要金利を17年ぶりに引き上げた後、4月25、26日の会合では政策金利を0.00~0.10%に据え置いた。 この決定は全会一致であり、市場も予想していた。
日本銀行が金利据え置きを決定したのは、最新の物価見通しによれば、インフレ率が予測期間の終了までに「2.0%の目標とほぼ一致する水準」になると予想しているためだ。 同銀行は、最近の原油価格の上昇を理由に、2024年度と2025年度のコアインフレ予測を、1月の前回予測と比較して、それぞれ0.4%と0.1%ポイント、2.8%と1.9%と若干引き上げた。 この維持は、最近34年ぶりの安値水準に下落した円に対する圧力の増大にも関わらず行われた。 日銀の上田和夫総裁は決定後の記者会見で、通貨安は物価圧力に「大きな影響はない」と述べた。
日銀は展望リポートの中で、金利に関してハト派的なスタンスを維持している。 中銀は金融政策が当面「緩和的」にとどまると予想し、経済活動とインフレの見通しが達成された場合にのみ金利を調整すると述べた。 パネリストのほとんどは、日銀が今年利上げを継続すると予想しており、一部の者は第3・四半期に利上げを、残りは第4・四半期に利上げすると予想している。
最近の円安が金融政策に及ぼす可能性について、野村の森田京平氏は「現時点では、円建て輸入物価が日本のインフレ傾向を押し上げる懸念はほとんどない」と説明した。最初のエントリーポイントは円安が日本の物価に与える影響を表しており、輸入物価の上昇は3月まで前年比+1.4%と緩やかなままである。 […] 通貨がインフレ傾向に影響を与えると予想される場合、通貨が金融政策運営に影響を与える可能性はありますが、通貨の安定を主な目的として日銀が近い将来利上げを行うとは予想しておりません。