ひとりのお出かけ

ラブレター、始めませんか? 高円寺の不思議なお店Amleteron。

高円寺のあづま商店街にある、一風変わったお店「Amleteron(アムレテロン)」。今回はその魅力に迫ります。ひとり時間を過ごすもよし、その後の余韻を楽しむも良し。あなたはどう過ごしますか?

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この店には、変わった客人が多いらしい。

面接前の就活生、彼女と最近うまくいっていない男の子、その土地に長く住んでいるおじいさま、生まれたばかりの子猫、散歩中の犬。

ここには商品が置いてあり、買うことが出来る。

確かに「お店」なのだけれども、好きな時間を過ごせる「場所」という表現の方が合っている空間なのかもしれない。

こんにちは、編集部のもりゆかです。

今回は、私がひとり時間を過ごす大好きな場所…

高円寺の商店街にある一風変わったお店、Amleteron(アムレテロン)をご紹介します。

読書と手紙にまつわるお店”Amleteron”(アムレテロン)

こちらのお店で扱っているのは「読書と手紙」にまつわるもの。

「読書と手紙」と言っても、本やポストカードだけではありません。
ここにはお皿やレコード、ブローチ等も置いてあります。

ここでしか出会えない愛の詰まった商品が、ずらり。

今や、欲しいものはネットですぐに買える世の中。
地方限定だったはずの商品もすぐに手に入ってしまいます。

けれどここのお店に置いてある商品は、少し風変わり。

置いてある商品達は、店主のアマヤさんによるセレクトがほとんど。好きと感じるもの、かつ多くの人に知ってもらいたいものをセレクトしているそうです。

商品も、Amleteron(アムレテロン)用に少し作りを変えたものも多いんだとか。

バラバラなモノが集まっているはずなのに、ブレないのはAmleteron(アムレテロン)の世界観が根底にあるから。

店名のAmleteron(アムレテロン)は、エスペラント語の”ラブレター”から

エスペラント語とは、世界のすべての人の第2言語として考えられた国際補助語。
そのエスペラント語で「ラブレター」を意味するAmleteron(アムレテロン)。

ラブレターと聞くと、甘い告白というイメージがありますが、ここでのラブレターはもっと広い意味。

「相手のことを想って、何かを送る行為はすべてラブレター・手紙につながっていると思うんです。本だって、少し引いて見ると書き手から不特定多数の”誰か”へ向けたラブレター。さらに言うとお店に置いてある商品も、私からお客さんに向けたラブレターなんですよ。」

そう語るのは店主のアマヤフミヨさん。
誰かを想う行為そのものがラブレター。素敵です。

また、Amleteron(アムレテロン)という名前は谷川俊太郎さんの「人は『アー』って泣いて生まれて、『ンー』って死んでいく」という一節にも当てはまるという事を聞き、採用したそうです。

「耳に馴染みの無い音の並びで覚えづらいかもしれないけれど、『名前がよく分からないけどあの店』っていう曖昧さも、何かいいなって。」

このお店は、見える人と、見えない人がいる

懐かしさと新しさが同居するような…趣あるあづま商店街の中に佇むAmleteron(アムレテロン)。

2013年にオープンしてから3年。

来るお客さんには「ずっと気になっていました」という方や「この道を毎日通っていたのに今日初めてお店の存在に気づきました」という方がいらっしゃるそうです。

まるで、自分に必要な時にだけ現れる不思議な空間のようですね。
なんだかとっても文学的。

「彼女に手紙を書きたいので、便箋を選んでもらえますか」とものすごい勢いで駆け込んできた男の子や「これから面接。この店で心を落ち着けたいんです」という就活生。「何か本を選んでください」という初来店のおじさま。

常連さんはもちろん、初めて来た方もいつの間にか自分の人生について語っている。

知れば知るほど、お店と言って良いのか分からない場所です。

一方通行的にお店が商品を売るのではなく、お店で本を購入された方・お店で紹介されたイベントに参加された方がわざわざ感想を言いに来店するというのも、このお店ならでは。

あれは面白かった、つまらなかったという事を伝えるそのやりとりも、手紙を送り合っているよう。

いつもと違うひとり時間を探しに

Amleteron(アムレテロン)は、行く時の自分の状態によって目に入る商品が違う、そんな気がします。

だから、今自分が気になっているものはコレなんだ、と自分を見つめる時間にもなる。

便箋やポストカードを見ていると「あの人に手紙を書こうかな」という気持ちが生まれてきます。もしかしたらこの気持ちがすでにラブレターに通じているのかも…

家に帰り、その想いを書いて・消して・切手を貼って…という時間を過ごすのも、いつもと違うひとり時間になりますよね。

店主アマヤさんのひとり時間は…

店主のアマヤさんは、掃除をしている時のひとり時間が特別だそう。

孤独とは違った”ひとり”を感じることができて、頭の中も整理される。

とんでもないアイディアを思いつくこともある。
掃除をしていない時は窓辺に座って頬杖ついて、
「あ、鳥。」なんてゆったりと時間を過ごされているそうですよ。

お店にいる時だけではなく、帰った後の余韻とセットで楽しめる。
商品を選んで買うだけではなく、
行くと「誰かに何かを伝えたくなる」場所。

あなたもラブレター、書いてみませんか?

高円寺のAmleteron(アムレテロン)でした。


Amleteron
東京都杉並区高円寺北2-18-10 (高円寺駅より徒歩約3分)
http://amleteron.blogspot.jp/
https://www.facebook.com/amleteron/
◉今回ご紹介した事以外でも、ワークショップやライブイベントを時々開催しているので、Facebook等で情報をチェックしてみてください。

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