アメリカ文化の浸食

今回の企画展では、東松照明が1958年から1980年まで日本全国の基地を旅して撮影したモノクロ写真17点で構成されています。
戦後の日本、アメリカニゼーションは米軍基地から始まったと語る東松が、その足で米軍基地のある全国の都市を取材してまわり、撮り続けてきた真実。
私たちが想像する戦後のひっ迫した日本とは少し違う、じわじわとアメリカ文化が入り込んでくる様子。
風化させてはならない日本のリアルな足跡をご覧ください。
街中を闊歩するアメリカ兵、あふれる英文字の看板、米軍相手の店―日本の日常に入り込む異なる文化の並列を写し取った写真は、すぐさまテーマ性を帯びるようになり、1960年に発表された一連の作品には「とつぜん 与えられた 奇妙な果実 それをぼくは <占領>と呼ぶ」という一文が冠され、モンタージュやアレ・ブレによる強烈なイメージが焼き付けられています。
引用: http://www.misashin.com/exhibition/chewing-gum-and-chocolate/press-release/
駐留アメリカ兵に向けられた視線、そしてアメリカ化していく日本。異なる2つの眼差しを持ちながら合わせ鏡のように存在する占領という現実を、約二十年に渡る基地の都市への旅で撮影したシリーズ、「チューインガムとチョコレート」
引用: http://www.misashin.com/exhibition/chewing-gum-and-chocolate/press-release/
東松照明が基地のある都市を撮影、『チューインガムとチョコレート』展 https://t.co/X1TXuo4Odr
「アメリカ化していく日本の姿」とあるけど、沖縄で東松は「占領されざるものの発見」をして、沖縄の人の逞しさに驚くんだよね。そんな写真も見られるかな。行きたい。— 遠藤妙子 (@TaekoEndo) 2016年2月28日
Chewing Gum and Chocolate
TOMATSU Shomei 東松照明 March 1 – April 9, 2016 https://t.co/FgRIQzVcgA 当たり前だが印刷物とプリントは別物で、それだけで写真から受ける印象が異なる— karparq (@karparq) 2016年3月15日
目黒区美術館で「気仙沼と、東日本大震災の記憶」、その後MISA SHIN GALLERYで東松照明の「チューインガムとチョコレート」を鑑賞。無理やり関連づけるならば、前者には写真から物語が立ち上がるプロセスが、後者には物語から写真が生まれるプロセスが垣間見れる。
— ×××× (@njeoisr) 2016年3月4日
場所:〒108-0072 東京都港区白金1-2-7 MISA SHIN GALLERY
会期:2016年3月1日(火)ー 4月9日(土)
時間:12:00〜19:00
入場料:無料
休館日:日月曜、祝日
===link@詳しくはこちら@http://www.misashin.com/===