

小学生の頃に、理科の実験で使った道具たち。
小さな瓶や試験管、標本に鉱物など…
今見ると、不思議な魅力を感じます。

こんにちは、編集部のもりゆかです。
今回は、cafeSAYAにお茶をしに。ワークショップにも参加して来ました。
ここは、魔法使い(見習い)の気分になれる場所。
東京の隅っこにある、魔法使いの家。

東京の外れ、東十条駅から商店街を抜けてテクテク。
賑やかな喧騒から隠れるようにcafeSAYAはあります。
一歩入ると、そこはまるで魔法使いの家。
何に使うのだろう…と思うようなアイテムが所せましと並んでいます。



懐かしい!と思うものから、見たことがあるような・ないようなアイテムが沢山。
夜に来たら怖いかも…なんて考えながら夢中で見ていると、あっという間に時間が過ぎています。
ここでしか飲めない!鉱物をイメージした蛍石ソーダ

ここcafeSAYAでは鉱物をイメージしたドリンクやデザートをいただくことができます。
中でも是非飲んでほしいのは、珍しい蛍光蛍石ソーダ。
一見、ただの美しいソーダなのですがブラックライトを当てると…

光ります。見ているだけでうっとり・満足してしまうような珍しいソーダ。
その日によってソーダの産地が変わるそう。
メニューにずらりと並んだソーダを選ぶのに迷いに迷っている方もいらっしゃいました。

「自分の好きなものを作る」ワークショップ

ワークショップ、と言ってもcafeSAYAのワークショップは、材料と場所だけ用意されており、あとは自分で好きなものを作る。というもの。学校の工作の時間のようです。


鉱物タルトやスノードーム、箱庭標本など…。何を作ろうか、事前に考えておかないと迷いに迷ってしまいそう。
道具の使い方が分からなかったり、うまくいかない事があったりしてもスタッフさんがいつも近くに居るので安心です。
今回わたしが作ったのは苔の箱庭標本
苔って…かわいい、欲しいと思いながらも手を出せていなかったので、このタイミングで苔の箱庭標本にチャレンジしてみました。
①入れ物を決め、根腐れ防止剤を入れる
スプーンで土を入れていく作業は、新鮮で楽しい…
②土を入れる

苔が定着するように土を入れます。この時、土の中にどんぐり等の種を入れても良いそうです。芽が出てくるのは、どんぐりのタイミング次第。
③苔を入れる

苔にもたくさん種類があり、好きなものを選んでピンセットで入れていきます。
スナゴケは霧吹きでお水をあげると葉っぱが星形に開いて可愛いらしく、ホソバオキナゴケは乾燥すると白っぽくなり、全体の色合い調整に良かったです。
④小物を入れる

小さな家や水晶など、ワークショップに用意されている物を使って世界を仕上げていきます。
⑤出来上がり

作った箱庭標本は蓋をしてしまえば、ほとんど水やりをしなくて大丈夫。
手間がかからない上に可愛いインテリアにもなって大満足です。
お店で扱っているものは、店主SAYAさんの好きなものを好きなだけ。
鉱物や理化学の小物など、珍しいものが多い理由を店主SAYAさんにお聞きしました。
個人的には古いものや博物学的なものが好きです。
何が売れるか、何が受けるかを考えて動いていても、独りでやっていることなので難しいと思うのです。その点、好きなものだけ扱っていくことでぶれないのかもしれません。
自分でいいと思っていることだけやっています。

ワークショップをやりながら「ここに居ると魔法が使えるようになりそう」と言った私にコッソリ「なれるかもしれないよ」と返したSAYAさん。
その独特の世界観にどっぷりハマる人も多そうです。
1人で来る方も多く、一緒にワークショップをやっていたら仲良くなり次の回からは2人で来る…という事もあるのだそう。
好きなものが似ている人同士では会話が盛り上がりますよね…!
(私も前の席に座っていた方と、蛍光蛍石ソーダを並べて一緒に写真を撮りました)
お店には理科室で使うようなもの、マスキングテープや鉱物、ドールグッズ等…幅広いアイテムが扱われており、1つでも「ピン」と来るものがあると芋づる式に好きなものが発掘されます。
鉱物や苔、不思議な小物たちに囲まれた空間で、いつもと違うインスピレーション。
今まで気づかなかった自分の感性に出会えるかも。
cafeSAYA
東京都北区神谷3-37-1
http://www.cafesaya.net/
※カフェは基本的に土曜日の営業となります。営業時間やイベント情報は上記サイトからご確認ください。
http://kirara-sha.com/