ひとりのお出かけ

「雑貨展」で、「普通の生活」への愛をかみしめる!

実用的なもの、かわいいもの、おもしろいもの…。どうしてこんなに雑貨にときめくんだろう?その答えを探しに21_21 DESIGN SIGHT企画展「雑貨展」に行ってきました。

初めて「雑貨展」という展覧会の名前を見たとき、私はときめかずにはいられませんでした。

「大好きな雑貨がいっぱい見られるぞ!わーい!」と軽い気持ちで訪れましたが、実際に展示を見始めると、「雑貨とは何だ?」「どうして私はこんなに雑貨にときめくんだろう?」とどんどん考えが深まるばかり…。

楽しいだけじゃない、広くて深い雑貨展のレポートです!

「雑貨とは何か?」

会場に入ってすぐに、本展の主旨文があり、「雑貨とは何か?雑貨の定義は?」と問いかけてきます。

そして、雑貨のルーツについての展示。

ミーハー心全開で訪れた私は、この問いかけとともに雑貨展をまわることになりました。

「その道のプロ」が考える、「雑貨観」の大洪水!

会場内は、本展のディレクターでプロダクトデザイナーの深澤直人さんを筆頭に、
編集者、
デザイナー、 バイヤー、 スタイリスト、
雑貨店店主、 暮らし方冒険家(!)
などなど、あらゆる「その道のプロ」が考える「雑貨観」の大洪水!

雑貨の歴史を知ったり、「雑」という字から雑貨を考えたり、暮らしについて自問自答をしたり、洗練された雑貨があったり、使い込まれた味のある雑貨があったり…。

あらゆる角度から「雑貨って何だろう?」を考えることになります。

もちろん、純粋にかわいいもの、かっこいいものも追いかける

「雑貨と生活史年表」や「雑貨のルーツ」などで「雑貨って何だろう…」とむむむっと考え込つつも、
やっぱりかわいいものはかわいい!
かっこいいものはかっこいい!

ミーハー心だって自分の大切な感情のひとつなんだから恥じることはないっ!ときめく雑貨だって、思う存分追いかけてきました。

特に、展覧会企画チームが選んだ雑貨が並ぶ「雑貨展の雑貨」は圧巻!

シンプルなスプーンだったり、自分の生活には縁がないような工具だったり…。

じっくりじっくり観察します。

自由に撮影できる展示もたくさん!スマホやカメラを充電してから行くべし

驚きなのが、一部撮影禁止のものもありますが、ほとんどの展示が撮影自由という太っ腹ぶり!

会場にはお気に入りの雑貨をお気に入りのアングルで撮影するお客さんがたくさんいました。

雑貨展に行く際には、くれぐれもスマホやカメラの充電を忘れぬよう。
フル充電で挑みましょう。

また、展覧と連動したショップスペース「雑貨店」もありますので、ぜひお財布の方もフル充電してから挑みたいところです…。

あえてあえて選ぶ、私のイチオシ

どの展示も素敵なんですが、あえて1つだけ選ぶと、私の場合は野本哲平さんの「雑種採集」です。

雑種採集で展示されているのは、デザイナーや職人ではないいわゆる「普通の人」が生活の中で生み出した雑貨たち。

ラジカセを逆さにして壁に取り付けたタオル掛け(取手の部分にタオルを掛ける!)、お米の袋を自転車のハンドルに取り付けた風除け(意外と暖かいらしい)、ティッシュの箱で作った小さな引き出しなどなど…。

「必要だから、あり合わせのものを工夫して作った!」というシンプルさと、ごく普通の生活を慈しむ豊かさと、組み合わせの面白さがごちゃまぜになってもうたまらん!いちばんツボに入りました。

雑貨とは、「普通の生活」への愛だ!

雑貨は本来は日用品。実用性さえあれば充分なのに、かわいかったりかっこよかったり、さらには音が出たりいい匂いがしたりと、私たちの五感を楽しませてくれる要素も含まれていて、その「雑」という言葉の通り、様々な魅力が詰め込まれています。

なぜこのような実用性以外の要素も付け加えたのか?

それは「普通の生活を、少しでも楽しくしたい!」という「普通の生活への愛」なのではないか?雑貨とは「普通の生活」への愛の結晶体なのではないか?

…というのが雑貨展を見終わった後で自分なりに出した答えです。

「雑貨の数だけ、それを作った人から使う人への愛があるんだなあ」と思いならが展示を見ていると、なんだか感動的な気持ちに…。

雑貨も普通の生活も愛おしくなる、素敵な展覧会でした。


「雑貨展」
会期: 2016年2月26日(金)~ 2016年6月5日(日)
開館時間: 10:00〜19:00(入場は18:30まで)
休館日: 火曜日(3 月 15 日、5 月 3 日は開館)
会場: 21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
〒107-0052 東京都港区赤坂 9-7-6
Tel.03-3475-2121
http://www.2121designsight.jp/
アクセス: 都営地下鉄大江戸線・東京メトロ日比谷線六本木駅、千代田線乃木坂駅より徒歩 5 分
入館料: 一般 1,100 円、大学生 800 円、高校生 500 円、中学生以下 無料