

思い出の映画。
大好きな映画。
あなたはどのように思い出しますか?
こんにちは、編集部の藤田です。
感想ノートを読み返す。
映画の半券を保管した、スクラップブックを見返す。
時に映画を観かえすこともあるでしょう。
私は、カクテルです。
本日は私が映画を好きになったきっかけの一つでもある、素敵なバーをご紹介いたします。
カクテルで映画を表現するバー『八月の鯨』
今回訪れたのは、渋谷のセンター街にある老舗バー『八月の鯨』。

注文された映画のイメージをもとに作られる、オリジナルのカクテルを楽しむことができます。
早速、入口の壁には映画のタイトルがずらり。

店舗は、地下と二階にわかれています。
地下は、まるで映画好きの隠れ家のよう。

思い出すだけでワクワクしてくるようなカクテルを飲みたい時には、地下がお勧めです。
所狭しと貼られているポスターや、流れている音楽が場の雰囲気を更に盛り上げます。

広々としている二階は、落ち着いて映画の世界に浸りたい時にぜひ。

創作カクテルで、映画の世界に想いを馳せる

映画をもとに、時間をかけてじっくりと考えられるカクテル達。
同じ作品でも、キャラクターやシーンなどの注目する部分や、バーテンダーさんのイメージによってカクテルが異なることもあります。
一杯で表現された物語。
納得の一杯に出会えた時は
言葉にせずとも理解しあえる友人に出会えたかのようです。
それでは早速、こだわりが詰まっている創作カクテルを一部、ご紹介いたします。
『バタフライ・エフェクト』

美しい・・・!
あまりにもキレイで
思わず感嘆のため息がもれてしまいました。
こちらは、映画『バタフライ・エフェクト』のカクテル。
大切な人の未来を変えるために何度も過去に戻る青年の、切なくてシリアスな恋愛物語です。
小さな変化を与えることで大きな変化につながる、『バタフライ効果』というカオス理論をもとに描かれています。

入り乱れる時間を美しく色鮮やかな花で表し、物語のテーマと関連する蝶を細くカットされた林檎で表しています。
中に入っている甘酸っぱいベリーで、物語の終盤を思い出します。
『ヘアスプレー』

どうやって飲むの、このカクテル!?
見た目はまるでパフェ。
このカクテルは、ミュージカルでも有名な『ヘアスプレー』。
物語の舞台は人種差別が激しい60年代アメリカの街、ボルチモア。
夢を追いつつ、仲間たちと街を変えていくという、ユーモア溢れるサクセスストーリーです。
このカクテルのイメージは
天真爛漫な主人公・トレイシー。
明るく笑顔の絶えない主人公を思い出し、飲むたびにハッピーな気分になります。
そして、私が飲んでいる最中にたまたま店内に流れてきた『(イッツ・)ヘアスプレー』!
五感を通して物語を思い出すことができ、とても幸せでした。
『ハウルの動く城』
そしてぜひこのバーで注文していただきたい一杯が、こちら。

有名なジブリ映画『ハウルの動く城』です。
先ほどの華やかなカクテルからは一転、一見シンプルなカクテルです。
実は、こちら最初は黄色のカクテルなのです!
とある“ひと手間”でオレンジ色に早変わり。
その“ひと手間”は
ぜひ実際にお店でご覧ください。
カクテルをきっかけに、映画をもっと好きになる
お会計の際にいただく小冊子。

毎回一つのテーマをもとに
映画特集が組まれています。
約3ヶ月毎に更新されるそうで
取材に行った時は22巻目、テーマは『スポーツ映画』でした。

各映画に対するあらすじと共に、その映画をもとに考えられたカクテルのレシピが添えられています。
バーテンダーさんのお勧めが詰まった、とっておきの一冊。
ふと、映画を観たくなった時
参考にしてみてはいかがでしょうか?
もっと映画が観たくなる。
映画をもっと好きになる。
そんなバーでひと時を過ごしてみませんか?

住所:東京都渋谷区宇田川町28-13 渋谷門ビル B1F/2F
営業時間:B1F/18:00 – 4:00
2F /19:00-5:00
定休日:不定休
Twitterアカウント:https://twitter.com/shibuyamon