ヒマつぶしコラム

イチハラヒロコ作品で“恋”を想う

あなたのための芸術。ここにあります。現代美術アーティスト「イチハラヒロコ」のアート本が心の叫びを唄っていて、ずしり心に突き刺さる。

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あなたは何度、恋をしましたか?
素敵な思い出になってたらいいけれど、
思い出すだけで恥ずかしい
若さゆえの痛い行動。
なんてありませんか。

今思えば、なぜあんな恋ができたんだろう…

女の行動に、理由なんてないけど。
幸せばかりに出会うわけもないから
笑い飛ばさないとやりきれない時がある。

そんなみなさまに。
ぜひ、手に取ってもらいたいおすすめ本があります。
読み物ではなく、それはアート本。
見る芸術のはずなのに、かなり読んじゃいます。
そして、笑えます。
おうちでひとり、噛みしめながら見てほしい。

イチハラヒロコ という人

現代美術アーティスト。
京都を拠点に世界で活躍中。
1991年の個展「この人ゴミをかきわけて、はやく来やがれ、王子さま。」以来、白い地に文字だけという作品を制作。
作品では、主にに写植、モリサワのゴシックMB101を用いています。

個展とか(抜粋)

【1991年】 
 個展「この人ゴミを押わけて、はやく来やがれ、王子さま。」HBギャラリー(東京)

【1994年】
 個展「私のことは、彼にきいて。」水戸芸術館(茨城):ギャラリー内には、様々な男性有名人の名前がずらり。そして、どうぞ彼らに聞いてと言わんばかりの意味深な個展のタイトル。

【1998年】
 ノーリッジ(イギリス)のショッピングセンターとノッテルダム(オランダ)のボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館のショップで「万引きするで」と印刷された紙袋を配布。底に書かれた英訳を見た人は大爆笑。

【2001年】
 スケートリンクに「魔法がとけるまで。」と文字を敷く。

【2002年】
 常陽銀行のATM紙幣袋に「この世につまらん仕事なし。」と印刷。

【2006年】
 チャイニーズモダンなホテルの一室に「よそはよそ。うちはうち。」「不評」という掛け軸を展示。

何やら面白そうなことしてますね。

出典:ameblo.jp/atelier-coco/entry-10888861347.html

彼女の作品は、本当に日常の感情をうまく掬い取ってくれる。そして、すっと目から入ってくるのです。
“鑑賞する”よりも“感傷しちゃう”であり、たまにノスタルジー的なところすらあり、かつ、かなり笑わせてくれます。
…自然に遠い目になってしまう。
女ならば、誰しもが感じたことのある言葉だから、多くの文字数を使わなくても即理解できる。しかも、至極個人的な思い出がフラッシュバックする。
彼女の作品集を見る時は、公共の場所は避けた方がいいです。
何故なら、悲しいくらい笑えるからです。
自分の恋を笑えるほど大人になった自分に、また苦笑いなんかしちゃってね。

アートと言いながら、その言葉の力強さが魅力的。
おうちでひとり、時間を持て余したときにでも見るのがおすすめです。

作品集 第一弾

『この人ゴミを押しわけて、はやく来やがれ、王子さま。』

1991年に行われた個展と同名のタイトル本。
雑貨屋でこのタイトルとビジュアルを見た瞬間、手に取ってしまう。
そんな力があります。
メッセージ性とかそんなカッコいい感覚ではなく、私が買わないといけない本だなという確信に似た感情。
キャッチコピーの本なのかなと思ったのですが、いえ、これはアート本なのです。
真っ白なキャンバスに、したためられた芸術という名の女心を堪能ください。
※一部をちょこっとご紹介

作品集 第二弾

『雨の夜にカサもささずにトレンチコートのえりを立てて バラの花を抱えて青春の影を歌いながら「悪かった。やっぱり俺…。」って 言ってむかえに来てほしい。』

タイトル、長すぎてすでに笑えますね。
イチハラヒロコさん2冊目の作品集。
前作以降に発表された作品の中から144点を収録。
1作目から、何一つ劣ることなくパワーと笑いがバージョンアップしています。
ページを開いては、笑い(苦笑い)、ちょっと思い出したりしながら気づけばあっという間に見終わってしまっているのです。
女は男が思ってるほど単純じゃないぞと思いながら振り回される性。
そして、巻末に吉川晃司さんとの対談が何故か収録されています。
「ただ好きだっただけ」という匂いがプンプンの関西のおばちゃんを想起させるノリが、また素敵。
※では、こちらも一部をちょこっとご紹介

恋みくじ

なんと、イチハラヒロコ恋みくじなるものも。
入手できる場所は、熊本県「山崎菅原神社」・愛知県「清州山王宮日吉神社」・兵庫県「六甲八幡神社」・大阪府「布忍神社」。全国に4ヶ所。
行かねばなりますまい。
恋みくじ、ひきたい。笑いたい。

ちなみに、こんな感じのようです。


いかがですか、このインパクト。

ニヒルでキュートで憎めない女の日常と哀愁が詰まった作品。
気になる方は、ぜひ一家に一冊。

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