

「そろそろ梅酒解禁!」
スーパーなどでキレイな青梅を見かけると、「わたしの梅酒もそろそろ解禁ね~」と心が躍ります。
この数ヶ月、何度も蓋を開けたくなる衝動にかられましたが、眺めるだけでぐっと我慢…。
深みのある自家製梅酒を味わうためには、ちゃんと365日という日数が必要なのです。
「青梅から買ってきて、お家でわざわざ漬けるなんて…」と思われる方も多いかもしれませんが、意外にもそんなに頑張ることはありません。
おばあちゃん家にあるようなでっかい瓶じゃなくっていいんです。
どこかレトロだったり、置いておくだけで可愛かったり。
お気に入りの瓶を探すことからはじめて、
今年、「わたしの梅酒」を小量だけ作ってみませんか?
まずは材料を調達!

●青梅…500g
●氷砂糖…スッキリ系なら250g╱甘め系なら300g
●ホワイトリカー…900ml
梅酒を作る材料はたったこれだけ!
あとはお気に入りの瓶と、数本の竹串と、好みのマスキングテープがあればバッチリです。
もし、2~3個の瓶に分けて漬ける場合は、
氷砂糖の代わりに蜂蜜を使って付けた「ハニー梅酒」や
黒糖を入れた「黒糖梅酒」にチャレンジしてみるのも面白いですよ。

出典:local
マスキングテープには、梅を漬けた日を書いて瓶にペタ!
この時、分量をきちんとマスキングテープに記しておくことをオススメします。
1年後に完成した梅酒を飲んだ時に「あっ、もう少し甘さが欲しいな」と思ったら、
その年は氷砂糖や蜂蜜などを少し増やして作るなどして分量の調節をしていくのです。
その時、マスキングテープに書いてある分量を基準にできるので、
試行錯誤を繰り返していくうちに、これぞ「わたしの梅酒」と思えるテイストに出会える!というわけです。
早速、漬けちゃいましょう!

①まずは瓶の消毒!熱湯で煮沸するのが一番なのですが、それすら億劫な人はホワイトリカーをペーパーに染みこませてキレイに拭くのもOK。
②梅を流水で優しく手で洗い、水分をしっかりと拭き取ります。
③竹串でヘタを取り除いていきます。ヘタの縁をなぞるようにするのがコツ!
スポッと抜けて結構気持ちがいい作業です。

出典:local
※写真で使用しているものはNG!
梅は金属を嫌うのでヘタ取りは竹串がオススメです。
④瓶の中に、青梅を入れて氷砂糖を入れる。それを2回ほど繰り返し、最後は残りの青梅を全部入れます。
⑤ホワイトリカーを注ぎ、きちんと蓋!なるべく温度変化の少ない場所で保存します。

出典:local
半年くらいで飲むことはできますが、やっぱり1年じっくり寝かせた方が断然、美味しいです。
刻々と変わる梅酒の色を楽しむのも、自家製ならではの醍醐味。
回数を重ねれば、その色合いで今年の出来具合が分かります。
はぁ、早く飲みたい…。
たまの贅沢に全国のこだわり梅酒も…
もうすぐ嬉しいボーナス!という方も多いですよね。
「わたしの梅酒」完成を待つまでに、デパ地下や近所の酒屋さんに足を運んで、ちょっとリッチな梅酒を購入してみるのもオススメですよ。
ボトルがそれはそれはもうキュートだったり、ラベルのでデザインが芸術的でイキだったり。
思わず手を伸ばしたくなる梅酒に、きっと出会えるはずです。
それから、ネットで全国の人気梅酒をお取り寄せするのもかなり楽しいですよ。
私のイチ押しは、熊本県の木下醸造所が造っている『文蔵さんの梅酒』です。
本格米焼酎に10カ月~1年漬け込んだ後、タンクから梅だけを取り除いてそのままさらに熟成。
あえて手を加えず、無濾過のまま瓶詰めしているそうです。

出典:www.araki-vino.co.jp/store/products/detail.php?product_id=15
ふわ~んと薫る芳醇な香り。
クセがあるんだけど、むしろコレがたまらない。
心の奥底から
「ふぃ~。送料がかかってもまた飲みたい…」と思える味です。
実は『文蔵梅酒』というのもありまして、これもやっぱり同じく木下醸造所で造られているものなのですが、
先ほどの『文蔵さんの梅酒』の方が格段に幸せを感じます。
注文する時は、
呼び捨ての方ではではなくて、
尊敬や親しみを持たせた『さん』付けの方を。
そんなわけで…
この夏は、お家でたっぷりと梅酒を満喫しませんか?
今漬けても、「わたしの梅酒」が味わえるのは来年の今頃。
なので、大人女子の皆様、
お楽しみはちょっと我慢して
しばらくは全国の美味しい梅酒をお家で飲み比べしませう。

出典:local
ちなみに、私はというと…
3年前に小梅で漬けた「わたしの梅酒」で夜ごと一人でグビグビっとやっております♪