ひとりのおうち時間

ひんやり映画『シックス・センス』で涼しい週末を

夏が近づく音がする。ヒンヤリしたい時、おすすめ映画。今はすっかり大人でふっくらしてしまったハーレイ・ジョエル・オスメントくんの可愛らしい姿が収められている「シックス・センス」で目と心臓部分からひんやりとしてみませんか?

ただのホラーを見るだけじゃつまらない。
ストーリーも見事なホラーは、見終わった後の満足度が違う。

そこで、今回ご紹介するのはストーリー構成も見事なひんやりホラー映画をご紹介します。

シックス・センスという作品

あらすじ

精神科医・マルコムは、かつて担当していた患者に撃たれ倒れてしまう。リハビリを終えたマルコムは、複雑な症状を抱える少年・コールの治療にとりかかることに。コールは、常人にはない特殊な感覚の持ち主で、死者を見ることができるという。そんなコールの治療にあたるうちに、不思議とマルコム自身の心も癒されていく。しかし、彼には想像もつかない真実が待ち受けていた…。

見どころ

クライマックスの驚愕トリック

「ヴィレッジ」や「レディ・イン・ザ・ウォーター」などを手掛けているM・ナイト・シャマラン監督が世界にその名を知らしめることになった本作。
公開された時、映画館では「この映画にはある秘密があります。まだ映画を見ていない人には、決して話さないで下さい」と箝口令が敷かれるという演出も話題になりました。
それほど、細部に仕掛けられたトリックが大どんでん返しを生むクライマックスはやはり衝撃。
当時、自分は騙されないぞと息巻いていた人たちも見事に騙されて帰っていったことを覚えています。

常に、新しい世界を見せてくれる天才ストーリーテラーでもあるM・ナイト・シャマラン監督、
今年10月に最新作「ヴィジット」が公開予定。
7年ぶりとなるホラー映画ということで、この映画を待つ間、予習がてら「シックス・センス」を見るというのもいいかもしれません。

ストーリーが魅力的

クライマックスの衝撃がフィーチャーされやすいが、この映画はホラーとしても人間ドラマとして観ても秀逸。
最近、大人になった姿が話題になっている主演のハーレイ・ジョエル・オスメントくんの演技がとても素晴らしく、心を鷲掴みにされます。
この作品で彼の演技力の素晴らしさと子供の頃の愛くるしさをご覧ください。

映画公開当時、TVCMでコール役のオスメントくんが今にも消え入りそうな掠れた声で「I see dead peaple」と涙ながらに訴えている映像が、何故だか今でも鮮明に記憶に残っています。

死者がいる時は、震えるほど空気が冷え切り、コールの吐く息が白く空中に漂う描写には、本当に背筋がひんやりします。
何かを訴えるように執拗に姿を現す死者たちも事故や病気で亡くなった時の姿のまま。
頭が半分なくなっていたり、顔色が異常に悪かったり。
その人の最期を想像するほどに、恐怖は増幅していくのです。

しかし、その恐怖もストーリーが進むにすれ別の様相を呈してきます。
ブルースウィリス演じる小児精神科医のマルコムの職業に通じる「誰かを癒し解放してあげる」ということにストーリーが集約されていきます。
死者の抱く不安や恐怖を和らげ修復していくこと。
そして、それは死者だけではなく生きている人たちにも波及し、親子の絆・夫婦の絆を紡ぐラストへと向かっていきます。


ホラー映画なのに、人の絆に感動して涙し、ラストのトリックで呆気にとられて、もう一度巻き戻して確認してしまう…。
しかしこの作品の魅力は、ラストをたとえ知っていても楽しめるということ。
これだけ時代が流れ、さすがに映画館で流れた箝口令も意味をなさない現在でも一見の価値はあります。

日差しを避ける休日。

あなたの週末にシネマを。

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『シックス・センス』
1999年公開
監督・脚本:M・ナイト・シャマラン
出演:ブルース・ウィリス
   ハーレイ・ジョエル・オスメントほか

アカデミー賞では作品賞、監督賞、脚本賞、助演男優賞、助演女優賞にノミネート。
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