「動き」は生きているもの独特のものですよね。
生命体ではない動くものは大抵生きている何かに似せてつくってある。
そして私たちがそれを生きていると認識する。
そこに今回の展覧会の醍醐味があります。

菱川勢一、ドミニク・チェンらによる”動きのカガク展”

菱川勢一をはじめとする多くの作家によって構成される企画展が6月19日(金)~ 9月27日(日)、21_21 DESIGN SIGHTで開催されています。
表現に「動き」をもたらしたモーション・デザイン。
その技術は、車両制御システムや地図アプリケーション、通信技術とSNSの普及など、私たちの快適で便利な日常生活を支えています。
「動きのカガク展」は、「動き」がもたらす表現力に触れ、観察し、その構造を理解し体験することで、ものづくりの楽しさを感じ、科学技術の発展とデザインの関係を改めて考える展覧会です。
引用: http://www.2121designsight.jp/program/motion_science/director.html
モーションデザインとは、文字通り「動きをデザインすること」。
わかりやすい例としては、ゲームに出てくるキャラクターの動き。
RPGなどのゲームで目にしたことがある人もいるかと思いますが、キャラクターは性格によって歩き方や立ち姿、喜び方や怒り方すべてが異なってきますよね。
そんなひとつひとつをデザインしていくのがモーションデザイン。
動きのカガク展は、先端技術によってつくられた作品を通して、まだデジタル社会では解明されていない“重力”や“慣性”、“波長”といった現象に対する
『不思議...』
『まるで生きてるみたい!』
といった感動があります。
その気持ちはさらに、「どうやって動いているんだろう?」「どれだけの人が携わってできたものだろう?」という知的好奇心へと変動していきます。
すべての作品において、一人ではなしえない、たくさんの人々の協力がひとつの大きな“動き”として存在しているんだという作者たちの強い想いがある企画展になっています。
ワークショップや体験型の展示に大人もわくわく
"Hill of Reign" at "Motion Science" #Exhibition.
統治の丘。
#動きのカガク展#2121designsight#tokyo#ar… http://t.co/J0BY7wLe51 pic.twitter.com/JjV3Xo1PIc
— Nagisa ICHIKAWA (@nagiko726) 2015, 6月 21
21_21 #動きのカガク展 クワクボさんの影の作品。点線面とは、構成が違う別の作品ですが、新しい魅力がありました。 pic.twitter.com/yn00mOIvaK
— Hirahara Makoto (@HR2) 2015, 7月 15
お、おお!不思議… #動きのカガク展 pic.twitter.com/MBhXIcP0Uv
— 漂泊 (@Haku421) 2015, 7月 5
菱川勢一 Seiichi Hishikawa

映像作家、写真家、アーティスト
武蔵野美術大学教授
1969年東京生まれ。
音楽業界からキャリアをスタート。ソニー・ミュージックエンタテインメント株式会社に入社。その後、サウンドエンジニアと現代美術作家やアーティストの展覧会プロデュースを兼務。1991年渡米。拠点をニューヨークへと移すと同時に映像業界へ転身し、編集エンジニア、サウンドエンジニアと映像ディレクターを兼務。CNNやNBCなどのニュース番組、TVCM、テレビ番組、ミュージックビデオ、映画製作、映画予告編製作などに携わる。(DRAWING AND MANUAL本人プロフィールより抜粋)
DRAWING AND MANUAL | クリエイティブカンパニー DRAWING AND MANUAL オフィシャルWebサイト
展示会情報
期間:6月19日(金)~9月27日(日)
場所:21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅、千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分
時間:10:00~19:00(入館時間は18:30まで)
休館日:火曜日、年末年始、展示替え期間
入場料:一般1,100円 大学生800円 高校生500円 中学生以下無料
様々な作家によるモーションアート、改めて動くことの不思議を体感してみませんか。
※展示会情報は、変更されている場合もあります。事前にご確認ください。