ひとりのおうち時間

おいしそう…見るだけでパンが食べたくなる美味しい映画3選+1!

パン好きにはたまらない、芳醇な香りに包まれるような映画やアニメを見てみましょう。観てるだけでパンが食べたくなる…そして、物語のカギをパンが握っている…おいしい映画で、ほんわか心が暖かくなる、そんな映画をまとめてみました。

昔住んでいた街の中学校の近くに大きなパン工場があって、お昼が近くなると焼きたてパンの良い匂いで4時間目の授業に身が入らなかったっけ…。
さて今回は、そんな美味しそうな匂いが漂ってきそうなパンに関するエンタメ作品をご紹介します!

パンが香り立つおすすめ映画

『ボヴァリー夫人とパン屋』

一作目はフランス映画祭2015にも出品された「ボヴァリー婦人とパン屋」。

フランスはノルマンディーの美しい村。パリから故郷へ戻り父親のパン屋を継いだマルタン。その向かいにイギリス人夫婦チャーリーとジェマ・ボヴァリーが引っ越してきた。
初老のマルタンはこの若くて美しい隣人の妻に翻弄されることになる…。

「ボヴァリー婦人」といえばフローベールの傑作小説の題名。田舎暮らしに飽き飽きした若妻が不倫に走り、借金を背負い果ては自殺してしまう様が描かれている名作。

ジェマが年下の青年と不倫しているのを知ったマルタンは、彼女が小説のボヴァリー婦人のようになってしまうんじゃないかと妄想をふくらませ、それを阻止しようと思いがけない行動に出る。エロスとコメディが同居する上質のフレンチシネマ。

作中には香り立つようなパンのシーンがたくさん出てきます。

焼きあがったばかりのカンパーニュ。
ジェマがパンに顔を寄せその芳醇な香りを胸いっぱい吸い込むシーン。
ひとくちちぎって口に運んだ時のカリっという音。
どれをとっても美味しそう、というか色っぽくて、ステキ。

女性がパンを食べるシーンを見てこんなにドキドキしたのは初めてです。

そしてマルタンがジェマにパン作りを教えるシーンがなんとも官能的。
こねられて女性の肌のようにもっちりと膨らんだ白いパン生地、香ばしく焼きあがる様…。
パン作りの経験がある人はもちろん、未経験の人もパン生地をこねたくなるかも。

パンの王道をゆくアニメ

アルプスの少女ハイジ

次はアニメから。不朽の名作「アルプスの少女ハイジ」。
いつ見ても子供の頃にタイムスリップしてしまう大好きなアニメです。

ハイジと聞いて絶対思い出すのは、おんじがチーズを炙ってくれてそれをトロリとパンに載せたアレ。干し肉とヤギのミルクが添えられています。

そういえばわたしが小さかった頃、母の実家(長野県の山村)でヤギを飼っていて、夏休みに遊びに行くとおじいちゃんがヤギの乳を搾ってくれました。さすがにチーズはつくっていませんでしたが…。搾りたてのヤギのミルクは臭みもなく美味しいんですよ。きっと黒パンにも合うのでしょうね。

ハイジが食べていた黒パンはライ麦パンでしょうか。硬くてずっしりした黒パンは、噛めば噛むほど味わい深いものですね。

一方クララの家で食べられていたのはフワフワの白パン。これには憧れました。ペーターのおばあちゃんに食べさせようとクロゼットの中いっぱいに白パンを貯めてたハイジ。クロゼットを開けるたびにきっとパンの匂いがしたことでしょう。

この白パンはカビてしまって捨てられちゃうのですが、山に帰る時は焼きたてをおみやげに持たせてもらい、無事おはあちゃんに食べてもらうことができました。
ハイジがはるばる運んでくれた白パンは、美味しさもひとしおだったことでしょう。
これほどまでに誰かに食べさせたいパンってありますか?

パンに幸せをもらうコミック

Bread&Butter

最後はCocohanaで連載中のコミックスから一作。
「Bread&Butter(芦原妃名子)」集英社

ある事件がきっかけで教師を辞めた柚季と、文具店なのに手作りパンを焼いている洋一。ひょんなことから二人は出会う。
職を失い婚活にも行き詰まった柚季が思わず口にした一言「元気が出るパンをください」。ここから2人のストーリーが始まります。

普通のバゲットやクロワッサンなんだけど、洋一の焼くパンがどれも美味しそうで、それを食べる柚季の表情もすごくいい。
小麦、イースト、塩、水、シンプルな材料だからこそ、作り手の腕が試されるのでしょうね。

落ち込んでいた柚季がどんどん元気になっていくので、読んでる方も元気が出ます。読み終わったあとバゲットとパテとワインで一杯やりたくなります。

番外編

アンパンマン

作中に大勢のパンの皆さん(?)が登場するけど、だからといってこのアニメを見てパンが食べたくなったことは…ない気がする。
むしろ、お腹をすかせている子に「ぼくの顔をお食べ」といって顔をちぎるアンパンマンのシュールさといったら!おでこにあんこがちょっと覗いてるところなんて、一歩間違えばホラーです。

でもでも、ほんとはちょっとだけ食べてみたい、アンパンマンの顔。

そういえばアンパンマン以外のメンバーが顔をちぎっているところを見たことがないけど、彼らもパトロール中にお腹をすかせた子がいたら、顔をちぎってくれるんでしょうか?
で、またジャムおじさんに顔を焼いてもらうのかしら?

と、ここまで書いて気がついてしまいました。

マルタン、おんじ、洋一、ジャムおじさん。。。
美味しいパンを作ってくれるのって男性なんですね。


パンを焼くのは重労働。力強くこねたり、イーストの発酵を待ったり、パンをつくる作業には、生命力を感じます。だからこそいろんなドラマに結びつくのかもしれませんね。
美味しいパンが食べたくなるエンタメ作品を見ても、くれぐれも食べ過ぎないように!