ヒマつぶしコラム

恋、仕事、恋愛に悩んじゃう…漫画家 益田ミリが描く等身大の大人女子

悩みに悩んで、こじらせてるつもりはない。でも…。もっと気楽になりたい大人女子へ。益田ミリが描く4コマ漫画はいかがでしょう。恋に、仕事に、恋愛に、そして人間関係。日々の尽きない悩みやストレスをずばりと言い当てて、解消してくれます。

恋も仕事も恋愛も!すべての悩める大人女子へ

誰かの描く世界を覗くとき。
いつでも新たな発見があります。
全く知らない世界は日常から離れて、日頃のストレス発散に役立ってくれますが、反対に同じ境遇や近い年齢の人が描かれた等身大の世界では、共感という名の癒しがまっています。

日頃、感じていても言葉にしてない感情って意外とたくさんあるものです。
誰かがそれを言葉にしたのを聞いた時始めて、私も同じ事を感じていたんだとはたと気づきます。
それが良いのか悪いのは分かりませんが、ひとりじゃないという勇気をくれることも。
傷ついているのは自分だけなんて高見の見物をしていないで、その高いところから降りてきたら気持ちは簡単に楽になるのかもしれない…。

今回は、共感度の高い等身大の言葉たちが溢れる漫画を紹介します。
感じていたのに、気づかないふりをしていたこと、盛りだくさんです。

益田ミリ という人

出典:local

益田ミリ

大阪生まれの漫画家・イラストレーター・エッセイスト。
2001年に『OLはえらい』で漫画家デビュー。
2011年、『はやくはやくっていわないで』で第58回産経児童出版文化賞産経新聞社賞受賞。
2013年には『すーちゃん』シリーズが映画化。

『すーちゃん』シリーズ

4コマ漫画で描かれるすーちゃんシリーズ。アラサ―独身のすーちゃんを筆頭に同じような境遇の友達が織りなす、本当にごく普通の日常を描いたストーリー。35歳~40歳くらいの独身女性がモリモリ登場します。不倫・孤独・介護・非正社員、なんともリアルな文言が飛び交う作品です。

2013年には、『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』というタイトルで映画化もされています。
今回は、このシリーズから『すーちゃん』『結婚しなくていいですか』と登場人物が変わる『週末、森で』の3作品から共感という心を突き刺す言葉をご紹介します。

恋愛事情

成長するたびに、色んなことを経験するたびに、どうして自由な発想は凝り固まり、自由に羽ばたけることを考えもしなくなるのでしょう。がんじがらめの感情はご多分に漏れず、恋愛にも影響してきます。

こういうときに友達に電話してはいけない
おしゃべりをして気を晴らすのは早い
傷ついてるあたしを軽く扱っちゃダメ
今はあたしをそっとしておこう
傷つくことは
正しいことだと思うから
まいちゃんは頭が良くて美人だけど、あたしと同じ独り者
聞いたことはないけれど、今、不倫中だと思う
友達だからって何でも話さなくていいと考えるまいちゃんとあたし
聞きたがり 知りたがり 説教好き 忠告好き 恩着せがましい人
大嫌い
人のことより自分の心配しろ
などど思ってしまうわたしはいい人ではないんだろうか
1回だけ泣こ

失恋してもひとりで処理することが得意になっていく大人。もやは慣れっこなのです。まだ傷口が浅いうちは、どうすれば早く治るのか知っています。
でも、これ傷口が深かった場合、かなり危険ですね。自分はもちろん誰にも治せません。果てしない時間が流れるのを待つだけです。
大人の失恋って、なんてリスキー。
大げさに泣くこともわめくこともなく、静かにその恋心が死んでいくのを待つのみ…。赤ちゃんの時にあれだけ泣きわめいていて良かった。

仕事と人間関係

これくらいのイヤミはどうってことない
と、思おうとしてる時点であたしは自分が少し傷ついていることを知ってしまう
それがくやしい
くやしくて少し苦しい
自分を苦しくさせている人がいるということに、また傷ついてゆく
「さわちゃんも早く産んじゃいなよ」
女からも日々こまごましたセクハラを受けてるわけで
でも、慣れたりしない 
慣れることは許すこと
こうゆう鈍感な言葉に傷つくことができるあたしでいたい
汗はともかく
血を流しながら
女は仕事をしているのです
会社って大きな海じゃないんだ
岩があったり、カーブがあったり、もっと狭くて小さい 
まっすぐ進めない場所をまっすぐ用の船で進もうとすると
いつか壊れちゃうのかも
小まわりですりぬけるか~

女同士のセクハラすら発生している時代。考えてみれば、異性よりも同性に言われるイヤミは強烈です。「男にはどうせ分からない」という逃げ場がないからです。それに、女は女に対して正論を言う。しかも馴れ合いの必要がない友達意外の人に。これだから女って生きにくい生物です。職場という小さな小さな世界はすごく顕著に表れる。なんのために頑張ってんだって気持ちになると負けそうになる。頑張らないで!頑張っている全ての女性たち。

人生観

自分探しってなんだよ
世界にたった一人しかいない本物の自分を
自分が探してどうすんの
それじゃ自分がかわいそうだよ
暗がりの中では、真下より「少し先を見つつ進むの」って森の中で早川さんが言ってた
自分がよくわからないものには近づかない
ってのも、時には森では大事だったりするの
誰に見られなくても咲くって清清しいね

「自分探し」よりも「相手探し」の方が大事…!もう、知りたくないほどに自分のことは分かってる。新たな発見は自分よりも他人からしたいお年頃。地道に堅実に生きてきたはずなのに、誰にも知られずに咲く花。自分だけでも自分を認めてあげないといけませんね。これって別に惨めな行為ではないと思うんです。他人に認められるって所詮気休めなんです。自分が自分を信じてあげないと。
したたかになれない女性たち。大丈夫です。もっと、顔をあげて歩いてみたらいいかもしれませんよ!

参照:「すーちゃん」幻冬舎 (2009/08)
   「結婚しなくていいですか」幻冬舎 (2010/8/5)
   「週末、森で」幻冬舎 (2012/4/12)


大人女子って…と考えると、ちょっと辛くなりそうですが…。そういうことではなく。
益田ミリさんの作品を読んでいて感じるのは、様々な経験を良い方に向ける努力が必要なのではと気づきます。
傷つかないように心を鍛えるのではなく、傷ついた心をしかっり受け止める強さを身に付けることだったり。
他人と上手に付き合うというよりも、自分と上手に会話することが大切だったり。
大人になるにつれ、間違った方向にいかないようにね、と。
みんな同じ。自分だけが特別じゃないんだ!と勇気をもらえます。
そう、腐らずもっと大人を楽しみましょう。

アロマキャンドルをお風呂に浮かべてみたが
落ち着くのか
落ち着かないのか
わからなかった