ひとりのお出かけ

【福岡県立美術館】しなやかに動く『紙、やどる形』展/福岡

私たちのよく知る「紙」ではない。これは、芸術ですね?

メモや手紙、最近ではめっきり使わなくなりました。すべてデジタル化され、ちょっとした手間は省けたけれど無機質。
分かっているのに、紙の端で指を切っちゃうあの現象。そんな痛いことも懐かしい光景に変わっていくのでしょうか。

2015年10月10日から、福岡で開催される『紙、やどる形』展では、減りゆく「紙」にスポットライトが当てられています。芸術作品としての、新たな紙の創造性を一緒にのぞいてみませんか。

紙という素材

先で減りゆくいっぽうと表現しましたが、それでも「紙」は私たちの日常で重宝されています。でもその使い道は、芸術的では、ない。文字を書く、折り紙を折る、コピーする、絵を描く。ありきたりでありふれた素材として、意識することもなく使っていますが実は、その素顔はこんなものではありませんでした。クリエイターというプロの手にかかれば、無限の表情を見せるのです。

「紙」を折り、「紙」を切り、「紙」を焼き、「紙」を包み、「紙」を編み、「紙」を貼り、「紙」を染め、「紙」を塗り、「紙」を束ね、「紙」を結ぶ――あらゆる手のわざを受け入れる紙の柔軟な力を解き放つ作品。

引用: http://fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2015/kenbi4839.html

本展では、複数の作家がつくる約40点の作品を展示しています。
※共星の里(朝倉市黒川)で今春開催された「ネクサス―紙による表現」への返信/応答と位置付けられています。

作家

様々なスタイルの作家が出典している本展。どんな作家さんがいるのでしょうか…?表現方法の多様性に驚かされる作家さんばかりです!

Federica Luzzi

出典:blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/df75fdfda4cac91ba8c2efaefa37eb9c

Federica Luzzi (Italy)
国立ローマ大学美術史学科卒 ローマ市立サン ジャコモ装飾美術学校、タペストリー教授。

宋 光翼

出典:blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/df75fdfda4cac91ba8c2efaefa37eb9c

宋 光翼 SONG Kwangik(韓国)
韓国美術協会会員 。

三木悦子

出典:fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2015/kenbi4839.html

三木悦子 MIKI, Etsuko(佐賀)
モビールの紙片は全て1g。 現在 佐賀県立有田窯業大学校で産業陶磁器におけるデザインや制作技法を指導。

Antra Augustinovica

出典:fukuoka-kenbi.jp/exhibition/2015/kenbi4839.html

Antra Augustinovica(Latvia)
作品《Dayspring》 2015年 作家蔵

仲間伸恵

出典:blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/80ccb11c1bde03462a6bee577147fba7

仲間伸恵 NAKAMA, Nobue(沖縄)
ベルギーやインドネシアなど海外でも個展を開いている。

池崎義男

出典:blog.goo.ne.jp/kyouseinosato/e/80ccb11c1bde03462a6bee577147fba7

池崎義男 IKEZAKI,Yoshio(福岡)
フロリダ州立大学芸術学部卒業。様々な大学で非常勤講師としても従事。

同じ「紙」というお題とは思えない幅広いアート作品たち。質感までも変えてしまい、硬質感や光沢、柔軟性にウェット感、こんなに色んな表情をみせてくれるなんて驚きです。こんな魅力的な作品がまだまだたくさん展示されていますよ。実際に目で見るとまた違った感覚が生まれるかもしれません。また、期間中はイベントもたくさん行われているようなので要チェックです!気になるのは、「ワークショップ&バスツアー」。2日間にわたって手漉き和紙の産地でもある福岡県八女市を巡るツアー。観光気分で参加してみるのもありかもしれません。事前予約が必要なので気になる方は、福岡県立美術館のHPをご覧ください。

展覧会情報

会期: 平成27年10月10日(土)〜11月23日(月・祝)
開館時間: 10:00〜18:00 入場は17時30分まで 会場福岡県立美術館4階展示室
料金: 一般:300円 (200円)  高大生:140円 (100円)  小中生:60円 (50円)

※展示会情報は、変更されている場合もあります。事前にご確認ください。