ひとりのおうち時間

【朝活】一日のはじまりに読みたい。朝におすすめの小説4選

朝、いつもより30分早く起きて、読書なんていかがですか?

「朝は苦手」「ちょっとでも長く寝ていたい…」という気持ち、よく分かります。でも、朝は大切な一日のはじまり。そんな時間に、読書はいかがですか?最近は電車やバスの移動時間でもスマホばっかり見ていて、めっきり本を読んでない…という人、意外と多いのではないでしょうか。朝の30分間、小説の世界に浸るだけで、気持ちのリフレッシュができますよ。

今回は、朝にこそ読んでほしいおすすめの小説を4冊ご紹介。

ティファニーで朝食を/カポーティ

「小説×朝」と言ったら絶対に外せない、不朽の名作です。タイトルを聞いて、映画の中のオードリーの可憐な姿を思い出す人も多いのでは?
映画も名作ですが、小説もそれ以上に素晴らしいのです。お話は、ニューヨークのアパートに住む自由気ままな女性・ホリーと、アパートの上の階に引っ越してきた作家の青年・ポールとの恋物語。
「慣れることは死ぬことよ」と謳う自由で身勝手なホリーが、ポールとの出会いによってどう変化していくのか?私たちを魅了してやまない永遠のラブストーリーでありながらも、ひとりの女性の等身大の物語でもあるのが、この作品の何よりの魅力。

スープ・オペラ/阿川佐和子

ハラハラドキドキ、スリル満点の物語よりも、なんだかほっとする小説を読みたいのが朝の気分。そんなときにおすすめなのが、長編小説「スープ・オペラ」。著者は、「聞く力」の大ヒットでもお馴染みの女流作家・阿川佐和子さんです。
35歳、ひとり暮らしの主人公・島田ルイの家に、突然ふたりの独身男性が上がり込んでくるところから物語は始まります。奇妙な共同生活を送ることになった3人の唯一の共通点は、“スープ好き”であることで……。なんだかちょっぴり少女マンガのような展開、でありながらも、エッジのきいた台詞がそこかしこに潜む、名作です。やさしい読みやすい文体なので、朝の移動時間に読むにもオススメ。

恋しくて/村上春樹 編訳

朝の時間に、珠玉の恋愛小説はいかがですか?「恋しくて」は、村上春樹氏が世界中の短編小説の中から粒ぞろいの10編を選んで訳した、ラブストーリーのオムニバスです。様々な国・様々な作家の恋愛小説が読めるのはもちろん、本の最後には村上さん本人による書き下ろし小説「恋するザムザ」も収録されています。個人的なオススメは、アメリカの作家、マイリー・メロイ氏による「愛し合う二人に代わって」。とってもストレートな恋愛小説ですが、作中の「愛が等量であり得ないのなら、多く愛するほうに私はなりたい」という台詞にぐっときます。

小川洋子の偏愛短編箱/小川洋子

こちらも様々な作家の短編作品を集めたオムニバス。作家・小川洋子さんが、“偏愛”する作品を集めた作品集というコンセプトです。川端康成、谷崎潤一郎をはじめとする文豪から宮本輝といった現代作家まで、幅広いラインナップが楽しめるのが魅力。少し妖しげな、“異世界”を感じられる作品が多いのが素敵です。
お気に入りは(エッセイ作品ですが)女流作家・武田百合子の「藪塚ヘビセンター」。実在する「ヘビセンター」に足を運んだ著者が、その様子を描写するだけのシンプルなエッセイ。わずか数ページながらも、的確な表現とどこかのんびりとした文体が、強いインパクトを残します。どれも個性豊かな作家の作品ばかり。毎朝1篇ずつ読んで、お気に入りの短編を探してみては?


オススメ作品、いかがでしたか?
朝から小説の世界に浸って、1日のはじまりにステキな時間を味わってみてくださいね。