ひとりのお出かけ

レトロモダンな『きものモダニズム』/六本木【泉屋博古館分館】

レトロモダンでかわいいお着物「銘仙」を見逃すな。六本木【泉屋博古館分館】で、きものモダニズムを開催中!事前に押さえておきたいポイントと見どころをまとめてみました。

“レトロモダン”というワードをご存じですか。
かわいい浴衣や着物を探す際に、キーワードとして入れるととても優秀なワードです。
そんなレトロモダンでかわいい着物が、東京・六本木にやってきます。

銘仙100選『きものモダニズム』 六本木で

「モダン・ガール」という言葉が流行した大正時代。世の女性のファッションは徐々に和服から洋服へとシフトしていきました。
しかしそんな風潮の中、着物の世界でもまた新しい生地・新しい意匠が登場し、銘仙(めいせん)と呼ばれる着物が流行。
従来の日本の伝統的な花や植物をかたどった模様から一新、徐々に西欧の花や幾何学模様が取り入れられていき、当時の女性のファッションに大きく影響しました。
そんな銘仙を数多く所蔵する長野県・岡信孝コレクション 須坂クラシック美術館の開館20周年を記念して、銘仙100選を六本木に初公開されます。

出典:mag.japaaan.com/wp-content/uploads/2015/09/01-650×650.jpg

【赤紫地麻の葉模様銘仙着物 昭和初期(後期展示)】
この展示会のロゴにも採用されているデザイン。
こういった幾何学模様が出始めたのが、”モダン”を意識して作られたとわかる何よりの特徴ですよね。

出典:mag.japaaan.com/archives/29599

【赤地チューリップ模様銘仙着物 昭和初期~昭和10年代(後期展示)】
オランダの有名な花であるチューリップは、江戸時代後期に日本に伝わって明治時代に栽培がされるようになりました。
大胆に大きく描かれた模様がかわいい。

押さえておきたい!【きものモダニズムのポイント】

1.絣(かすり)を知る

銘仙を知る上で欠かすことのできない「絣」。
絣とは、生地を織る際に、あえて縦糸と横糸の位置をずらすことによって色の境界線をぼかす手法のことを言います。
その絣を用いられて作られた着物が”銘仙”と呼ばれ、大正から昭和にかけての女性の普段着やお洒落着として日本全国に普及しました。
絣を用いて作った生地は、色の境界が曖昧になることで柔らかい見栄えとなり、ビビッドなカラーや大胆な模様でも「可愛らしさ」を忘れない仕上がりに。
展示される銘仙が「普段の洋服じゃこの色は着られない…でも着物なら可愛いかも!」と思わせてくれるのも、この絣の技術があってこそ。

2.帯で想像する

着物を楽しむ上で忘れてはいけないのが帯です。
同じ着物でも合わせる帯によって、少女的可愛らしさか女性的艶やかさか印象が変わってきます。
本展では帯も多数展示されているので、まずは純粋に帯そのものの模様や色、種類を楽しんで、その後は「この帯はさっき見た着物に合わせたら可愛いかも」「この色とこの色って組み合わせたらどうなるかな」なんて自由に想像して楽しみましょう。


いかがでしたか。
上記の簡単なポイントをおさえたら、あとは心が感じたままに楽しんじゃいましょう。
きものモダニズム展は、11月を境に展示内容が入れ替わるので前期展示内容が気になる方はお早めに。

展示会情報

期間:2015年 9月26日(土) ~12月6日(日)
《前期》9月26日(土)~11月1日(日) 《後期》11月3日(火・祝)~12月6日(日)

場所:住友コレクション 泉屋博古館分館
〒106-0032 東京都港区六本木1-5-1
東京メトロ南北線「六本木一丁目」駅下車すぐ

時間:10:00~17:00 (入館は16:30まで)
休館日:月曜日(ただし、10月12日・11月23日は開館、10月13日・11月24日休館)
料金:一般 ¥800(¥640)  学生¥500(¥400)
※()内はきもの割引適用価格


※展示会情報は、変更されている場合もあります。事前にご確認ください。