ひとりのお出かけ

『建築家 フランク・ゲーリー展』アイデアを壊しては作る /六本木 21_21 DESIGN SIGHT

建築界の常識に挑戦し続ける男、フランク・ゲーリー。そのアイデアの根本に迫る。六本木の21_21 DESIGN SIGHTで開催中!

アイデアを壊しては作る-フランク・ゲーリー

仕事や日常にちょっとしたアクセントを加える“アイデア”を思いついたとき、みなさんはどうしていますか。
メモに残すなどして、大切にとっておくことが多いのではないでしょうか。
しかし、“アイデア”には消費期限があるので、時間と共に劣化してしまったり使い物にならなくなってしまったり……。
また自分の独りよがりになっていないかなど、その扱いはとても難しいものです。

「ウォルト・ディズニー・コンサートホール(写真上)」や「ルイ・ヴィトン財団(写真下)」などを建築デザインし、その“アイデア”で世界に衝撃を与え続けてきたフランク・ゲーリーは、いかにして“アイデア”を扱っているのでしょうか。

【六本木・DESIGN SIGHT】フランク・ゲーリー展開催中

『建築家 フランク・ゲーリー展』が 現在21_21 DESIGN SIGHTで行われています。
2016年2月7日(日)まで開催となる同展は、「ゲーリーのマスターピース」、「ゲーリー・ルーム」、「アイデアの進展」、「アイデアの実現」、「ゲーリーのシークレット」の5部から構成されています。
それらはゲーリーの代表作から始まり、創作の原点ともいえる自邸から、アイデアが生まれて実現されるまで、そしてその秘密を知ることができる内容となっています。

フランク・ゲーリーとは

Frank Gehry
カナダ・トロント育ち。
1947年、家族とともにロサンゼルスに移住。
1954年、南カリフォルニア大学にて建築学士を取得後、ハーバード大学デザイン大学院で都市計画を学ぶ。
その後は建築家として50年に及ぶキャリアを積み、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの各地で公共および民間の建造物を手掛けている。

主な仕事には、カリフォルニア州ロサンゼルスのウォルト・ディズニー・コンサートホール、フランス・パリのルイ・ヴィトン財団など。
建設中のプロジェクトには、ミシシッピ州のオーア・オキーフ美術館、カリフォルニア州メンローパークのFacebook本社 西キャンパスなど。
(参照: http://www.2121designsight.jp/program/frank_gehry/gehry.html)

まずアイデアが浮かぶ。ばかげているけど気に入る。模型をつくって嫌いになるまで見続けて、それから違う模型をつくることで、最初のばかげたアイデアを別の見方でみる。するとまた気に入る。でもその気持ちは続かない。部分的に大嫌いになって、再び違う模型をつくってみると、全然違うけど気に入る。眺めているうちに、すぐに嫌いになる。直しているうちに新しいアイデアが浮かんで、そっちの方が気に入るけど、また嫌いになる。でもまんざらでもない。どうするか?

引用: フランク・ゲーリー 「マニフェスト」より

フランク・ゲーリーの特徴は、建築界の常識に囚われないスタイルとアイデアに対する姿勢。
つくっては壊し、叩いては、眺め、時にはいじめ、見放す。
疑い、見直し、洗練していくからこそ彼のアイデアは先進的でタフな存在となれるのでしょう。

注目プログラム

「アイデアの進展」

ゲーリーの事務所で日々制作される膨大な量の模型たち。
90点近く展示されるこれらは、デザインする上で肝となる部分です。
作っては壊し、また作る。
それを繰り返す度に模型は増えていき、アイデアは進化する。

その規模や、ひとつひとつの丁寧さ・斬新さに圧倒されることでしょう。

「ゲーリーのシークレット」

同展のプログラムラストの展示であり、ゲーリーの描いた魚のスケッチと模型、彼自身が撮った数々の工場の写真が公開されます。
有機的な魚のフォルムと、合理的で直線的なセメント工場などの形は、ゲーリーに深い影響を与えているのではないかと言われています。
これまで語られたことのない、ゲーリーのアイデアの秘密を覗いてみませんか。

展示会情報

期間:2015年10月16日(金)~2016年2月7日(日)
場所:21_21 DESIGN SIGHT
東京都港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン・ガーデン内
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅、千代田線「乃木坂」駅より徒歩5分

時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日(11月3日は開館)、年末年始(12月27日~1月3日)
料金:一般¥1,100、大学生¥800


※展示会情報は、変更されている場合もあります。事前にご確認ください。