
手しごと、ハンドメイド、DIY…流行のものを早く・安く手に入れるのではなく、きちんと想いを込めて、手間ひまをかけて作ったもの。
それは、オンリーワンなんて簡単な言葉じゃ収まらない、何にも変えられない特別なものだと思いませんか?

年末は、普段会う機会が少ない友人・親族に会えるタイミング。
また、いつもお世話になっている・支えてくれる人にとっておきの「ありがとう」を伝えるタイミング。
もちろん自分自身に「おつかれさま、来年もがんばろう!」と労うタイミングでもあります。
そんなタイミング。大切な人に渡す感謝の気持ちとして、今年頑張った自分へのプレゼントとして…いつもとちょっと違う小物・雑貨の手づくり体験をしてみませんか?
今回、Me times編集部で手しごとギャラリー&マーケットの「iichi」さんでやっている「gifts」のワークショップに参加してきました!
その様子をレポートいたします。
2015年冬。iichiクラフトマーケットのテーマは「gifts」

大切な人への贈り物として、自分へのご褒美として、 作る人や贈る人の想いが伝わるような手しごとのものを 選んでいただけたら、という思いを込めました。
引用: https://www.iichi.com/crafts-market/gifts201512
あたたかい、体温を感じるような作家さんの作品の販売はもちろんのこと、
普段自分では作れないようなモノを作れるワークショップが開催されています。
真鍮バングル作り、べっ甲柄ピアス、ルームシューズ、巾着バッグなど
ワークショップの種類はさまざま。
その中から今回編集部では「本革に好きなデザインをプリントしてつくるがま口ポーチ」を体験してきました!

いざ、レトロな佇まい…ワークショップの会場「マーチエキュート神田万世橋」へ

場所は、JR神田駅から徒歩6分、JR秋葉原駅から徒歩4分の「マーチエキュート神田万世橋」。
古くからの歴史を感じさせるレンガ造りの建物…
着いた時点で、気分はすっかり「職人」です。
受付を済ませてワークショップスタート!
流れは①デザインする②本革にプリント③組み立てるの大きく3段階。
この時は特別に4名だったのですが、普段はだいたい3名で1つの机を囲み、行っているそうです。
工程①デザイン
画用紙に色鉛筆・絵の具を使って思い思いにデザインを描く

日常の中で色鉛筆や絵の具を使う事が少ない編集部にとっては
最初の一筆を入れるまでに相当時間を要しました…!
な、何を描こう?何色を使おう~と悩んでいると
ワークショップのお姉さんより「3つ、テーマの色を選んでから始めるとまとまりがある色になりますよ」とアドバイス。
しっかり3色決めてデザインを黙々と作成…


工程②革にプリント
作成した絵をスキャン、UVプリンターで本革に印刷してもらう

ここではハイテクマシーンのお仕事を見守るのみ。
自分の描いた絵をパソコンに取り込んでもらい、UVプリンターで本革に印刷してもらいます。

ジェルネイルのUVプリントと同じ要領でプリントされていくため、印刷後はすぐに触っても大丈夫。
革に印刷する、って一言で済ませてしまいますが
なかなか出来ない体験ですよね。
自分の描いたデザインが革に印刷されているのを見るのは、ちょっとした感動があります…!

工程③組み立てる
印刷された革をがま口ポーチにしていく

出典:local
【1|革をカッターでザクザク切る】 カッターを使って型通りに革を切っていきます。 【2|切った革をボンドで仮留めし、ミシンで縫ってもらう】爪楊枝でスイスイとボンドをつけ、ミシンで縫い合わせてもらいます。 ココで使っている職業用ミシンも、家で使っているミシンとは”馬力”が違うそう…

出典:local
【3|内側の布をボンドで仮留めする】 革をひっくり返し、ポーチの形をした自分のデザインとご対面! 一気に愛着がわいてきます。内側の布を、また爪楊枝でスイスイとボンドを塗っていきます。 【4|がま口をつける】 最後の工程!ポーチの入り口にがま口の金具を付けていきます。 ココは意外に力技。事前にボンドを塗った金具の隙間に革と、紙ひも(!)をギュッと押し込んで固定していきます。
最後のがま口をつける工程で少しばかり苦戦した私ですが…
ここまで、ざっと2時間ほど。
完成したのがこちらのポーチです。


それぞれのMe timesを表現してみました。
作り終わって改めて置いてみると、愛しさが倍増します。
そして、2時間楽しく手を動かしていただけなのに…達成感がものすごくあります。

出典:local
苦労したこのがま口の所が特に愛おしい…
作る前までは、誰かにプレゼントしようかな。と思っていたのですが
出来上がった形を見て、自分で使いたい!という気持ちでいっぱいになってしまいました。
出来上がったものへの満足感はもちろんのこと、作るまでの工程でも、意外に不器用・意外に絵心があるかも…!と、「いつもと違う」自分に出会える瞬間があるなど、ワークショップでしか出来ないであろう特別な体験になったと思います。
心をこめた、自分だけの”手しごと”を是非体験してみて
普段、ワークショップに来られる方は20-30代の女性が圧倒的に多いんだとか。
1人で来られる方やお買い物の合間の時間を使ってワークショップに参加される方もいらっしゃるそうなので
「初めてすぎてちょっと怖いかも…」という方にもおすすめです。
今回、体験をしてみて、初心者こそワークショップに行った方が良いと心から感じました。
がま口ポーチの他にも色々なワークショップを開催しているので、
ぜひ興味がある会に参加してみてはいかがでしょうか。
===link@詳しくはこちら@https://www.iichi.com/crafts-market/gifts201512/workshops===