パリ・サンジェルマンは土曜日、契約問題によりクラブでの将来が不透明なスターストライカー、キリアン・ムバッペ抜きでプレシーズン日本遠征に出発した。
ムバッペはクラブに対し、12か月の契約延長は求めないが、来シーズンはフランス王者でスタートすると語った。
PSGは、サウジアラビアのアル・ナスル、日本のセレッソ大阪、チャンピオンズリーグ決勝進出者のインテル・ミラノと対戦するために来日した29人のチームからフランス人ストライカーを外した。
チームはムバッペをシーズン終了後にフリーエージェントとして退団させることを望んでおらず、2022年ワールドカップ得点王が新たな契約を結ぶか、売却される可能性があることを示唆した。
24歳の彼は先月PSGに自身の計画について書簡を送った。
この書簡のニュースは取引の可能性を次々に呼び起こし、ムバッペがレアル・マドリードに移籍するのではないかという憶測が生まれ、レアル・マドリードは同ストライカーに2021年に1億8000万ユーロ(1億9000万ドル)をオファーした。
リオネル・メッシがもう1年間のオプションを選択せずにインテル・マイアミに移籍したことを受けて、PSGはムバッペがマドリーやその他のフリーエージェントクラブに移籍することを望んでいない。
ムバッペは来シーズンをPSGで終え、フランス代表としてオリンピックに出場したいと考えているが、その要求にはフランスサッカー連盟とクラブの承認が必要となる。
クラブと選手が契約満了を認めた場合、PSGは6年前にネイマールのためにバルセロナに支払った世界記録となる2億2200万ユーロ(約262億円)を超える移籍金を失う可能性がある。
しかし、ムバッペがフリーエージェントとして退団することで、マドリードがPSGに移籍金を支払う必要がなければ、巨額の金額で契約する可能性がある。
ムバッペは来シーズンをPSGで終え、その後フランス代表としてパリオリンピックでプレーしたいと考えているが、その要求にはフランスサッカー連盟と所属クラブの承認が必要となる。